【大紀元日本3月16日】華人アーティーストで構成された神韻芸術団が、今年も来日する。真の中国伝統の技で磨かれた美しい舞踊と、迫力ある歌声が会場に響き渡る。同芸術団のメンバーで「黄金の喉」を持つと称賛されるソプラノ歌手の鳳鳴(ほうめい)さんが、本紙のインタビューに応じた。
心を込めて歌い、善の力を伝える
鳳鳴(ほうめい)さんは5年ほど前から、神韻芸術団のメンバーの一人として、各国を訪れている。彼女の歌声には内在する力があり、観客の心を揺さぶると高い評価を得ている。
どうやって観客の心を掴むのか?という質問に、鳳鳴さんは次のように答えた。「心を込めて歌うことです。歌詞の持つ深い意味を理解して、心の底から表現します。観客と自分の間には、とても優しい気持ちがあって、それはまるで一種のコミュニケーションなのです」
「人々が曲を聴き終わるまで、私はどうしたら一番、観客の皆さんに心を伝えられるかと考えます。観客との距離をなくし、自分の人生や内なる願いを伝え、観客の皆さんに善の力を伝えます」と語ってくれた。
老子曰く、「上善水の如し」。明るくて優しい鳳鳴さんを見ていると、老子の言葉を思い出す。とても親近感の持てる人だ。彼女は始終、どのようにしたら人に楽しさと幸せを与えられるのかを考えていた。
韓国での出来事
インタビューの中で、終わったばかりの韓国での神韻公演の話が非常に興味深かった。今年1月、神韻芸術団のアジア・太平洋地区の公演が韓国・釜山でスタートした。釜山公演が始まる前、釜山市政府と劇場側が駐韓国・中国領事館からの圧力を受け、公演は一時、妨げられた。しかし、主催側の努力により韓国釜山地方裁判所が、妨害は違法であるとの判決を下し、釜山での神韻公演は予定通りに行われた。
鳳鳴さんは釜山公演について、「韓国釜山での最初の公演が終わると、観客は大きく沸きかえりました。観客の中にいた著名な弁護士、企業家たちなども公演を見てとても感動したようです。私たちの公演を見て、早速、家族や友達にその素晴らしさを伝えたのです。翌日、神韻公演を見に来てくれた人々は『何でこんな素晴らしい公演を見せてくれなかったのか』と納得できなかったようでした」
釜山公演の次に行われた大邱(テグ)での公演も、大成功に終わった。
神韻公演は、人々に明るく清らかな心をもたらす
なぜ中国共産党は神韻公演を恐れるのか、またその公演を見た観客はなぜ感動するのか、という質問に対して、鳳鳴さんは次のように答えた。「実は、神韻公演はどこで行なっても、人々に清らかで美しいものを持ってきます。観客の皆さんは公演を見てから、言葉で表現できないほど感動されます。皆さんにとって、この公演を見るのは至上の喜びであり、楽しみなのです」
「公演を見終わると、観客は皆起立し、心の底から拍手してくれているようでした。私が曲を歌い終わると、会場の観客たちは『アンコール!アンコール!』と叫びました。東洋人も、西洋人も、『この公演は素晴らしいと』言ってくれました。」
人間の天性は、善を尊ぶ。神韻公演は光り輝く明るさを持っていると、鳳鳴さんは語った。「神韻公演は明るい美しさに満ち溢れています。この公演を見終わった人から、『本来、人生とはこういうものなのですね』と聞かされました。神韻公演は、人々に美しい未来に対する憧れを抱かせるのです」
2月、シドニーで行われた神韻公演で、鳳鳴さんは『神は私を、貴方のために東奔西走させている』という歌を歌った。会場は割れるような拍手で包まれた。
中国語の中に、古くから「有徳故有鳳来儀」(徳があることこそ、鳳が来る儀あり)という言葉がある。鳳が鳴く時、瑞祥と幸福が来るという話にちなむ。鳳鳴さんの歌声も、人々に幸福と幸運をもたらすだろう。
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