中国人画家、張紅年氏 東京でチベット題材の作品展

【大紀元日本4月29日】中国現代アート界を代表する画家の一人である張紅年氏の作品が、4月28日から5月2日まで東京プリンスホテルで行われる「ザ・美術骨董ショー2011」に展示されている。張氏にとって日本初の展示会であるが、今回の展示作品はチベットの人々を題材としており、主に80年代に描かれたもので、平和で幸福な思いに包まれた作者の心境が絵の中に表現されている。

張氏は1947年南京で生まれ、9歳のときから英才教育を受けて中国の伝統的な絵画技法を学んだ。「文化大革命」の時、ベートーベンの交響曲第5番「運命」を題材に描いた絵が批判を受け、66年に4年間の強制労働を科せられた。その後、北京に戻って北京美術大学に入学。「文化大革命」後、自由を得た張氏は下放時代の苦難を題材とした「若かりし頃」(80年)を描き、文化大革命時代を経験した人々から大きな共感を呼んだ。この作品は北京国立美術館の永久展示作品となっている。

83年、チベットを旅する機会を得て、穏やかな風景や素朴な生活に心を打たれた張氏は、精神的な拘束から解放され、チベットの人々の生活の中に自分自身と家族を投影した絵を描いた。85年渡米し、ニューヨーク大学でさらに才能を磨いた。86年、トップギャラリーの一つだったグランドセントラル画廊で開催された「Realism from China」という個展で脚光を浴び、その後も多くの個展で好評を博した。

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