【神韻公演】舞踊家「選ばれた福のある人しか神韻を鑑賞することができない」

【大紀元日本3月13日】神韻ニューヨーク芸術団は2月25日夜、韓国の大邱(テグ)寿城芸術センターで3回目の公演を行い、各界の人々を魅了した。韓国の舞踊家で大統領賞の受賞者である崔允僖氏は鑑賞後、感動して「神韻を鑑賞できるのは皆選ばれた人で、大きなのある人しか神韻を観ることができないと思います。これはトップレベル中のトップの公演です」と絶賛した。

舞踊家である崔氏は、韓国の洪城郡立舞踊団の芸術総監督と、社団法人ハンバット(Hanbat)伝統音楽会の理事長でもあり、さらに同伝統音楽の全国大会で大統領賞を受賞した人物でもある。神韻の舞踊について、崔氏は次のように語った。

「ダンサー達は非常に軽快に踊っていました。今まで観てきたものとは全く違っていました。ダンサー達は踊りに非常に集中していたため、各動作の繋ぎも完璧にこなしていました。力強いジャンプ、強いエネルギー、とてもこの世のものとは思えません。人間はどうしてあのような美しい動きを表現することができたのでしょう。本当に不思議です。ダンサー達はどのような心構えでそれらの動きと神秘的な感じを表現したのでしょう。彼らの精神は世界のすべての舞踊家達が学ぶべきだと思います」

神韻ダンサーの素質と踊りを高く評価した崔氏は、神韻公演を次のように分析した。「神韻公演にはユーモアと迫力が溢れています。韓国の芸術家達は、静の中には動きがあり、動きの中には静があり、剛と柔は互いに補充するなどをよく口にします。神韻公演にはこれらの要素がすべて含まれており、中国5千年の文化を上手く表現し、芸術を頂点に導きました」

また「ダンサーとして、最も備えることが難しいのはダンサーとしての心構えです。韓国にも仙女と天国を表現する舞踊があり、ダンサーは仙女を表現するとき、仙女になったつもりで踊り続けることを要求されます。韓国の音楽にも12種の拍子があり、春夏秋冬の四季にあわせて表現する音楽があります。表現したい季節に心構えを調節することがダンサーに求められています。雑念のない心から、季節に応じて心構えを変えていくことができてこそ、最高の舞踊を表現することができます。神韻の舞踊にはまさに非の打ち所がなく、よくできています」

韓国の伝統音楽にも才能を発揮している崔氏は、神韻の音楽の表現力についても絶賛した。「二胡の独奏、歌手達の歌は、まるで天上から流れてきた音楽のようです。この楽器(二胡)の音は一般の人には出せません」

また崔氏は、先端技術を駆使して製作されたバックスクリーンを応用した表現効果にも、賛美の辞を惜しまずに述べた。「バックスクリーンに映し出された風景の美しさに驚きました。驚きのあまり窒息してしまいそうでした。現実と思えず幻でも観ているのでは、とさえ思いました。さらに振り付け、ストーリー、歴史の内包などの素晴らしさと不思議さは言葉で言い表すことができません。人間にはこのような傑作を作る能力があるのだろうかと、思わず考えてしまいました」

多くの観客を魅了した神韻の衣装について、崔氏は次のように称賛した。「天国の世界を表現する衣装は神秘さが漂っており、色彩の調和も非常に不思議です。このような神秘的な色彩とデザインは韓国では見たことがありません。これがどうやってできたのか、私はとても知りたいです」

最後に崔氏は「神韻を鑑賞できる人は皆選ばれた人で、福の大きな人しか神韻を観ることができないと思います。これはトップレベルの中のトップ公演です。私は今回初めて神韻を観ましたが、もし神韻芸術団がこれからもまた公演に訪れるなら、私は全公演を漏らさず観るつもりです」と語った。

(翻訳編集・広川)