密雲ダム付近に巨大なゴミ捨て場 北京市「水質に影響ない」

【大紀元日本2月25日】北京市の水源となっている密雲ダムの上流に巨大なゴミ捨て場が存在しているとラジオ・中国之声が25日の番組「新聞縦横」で伝えた。密雲ダムの水質への影響が懸念されているが、北京市は「問題ない」としている。

3000平方メートルに及ぶこのゴミ捨て場は3年前にすでにあったという。同ダムから6キロ離れたところに位置し、周辺10数村からのゴミが投棄されている。

また、ダムから2.5キロ離れたところに80平方メートルのゴミ捨て場がもう一つあり、雨の日にゴミがダムに流れていると住民らは証言する。

報道によると、ゴミ捨て場は分別されていない電池やガラス瓶、動物の死骸があふれている。夏になると、ハエが飛び交い、異臭が漂うなどと環境は劣悪である。

密雲ダムは北京市の東北郊外に位置し、同市が使用する水量のおよそ3分の2を供給している。

同ダムへの影響が懸念されるが、地元政府はゴミ捨て場の存在を認め、「北京市水環境検測センターが調査した結果、水質は安全で、安心して飲用できる」と問題ないことを強調した。

(翻訳編集・高遠)
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