中国の重要政治会議「全国人民代表大会(全人代)」と「中国人民政治協商会議(政協)」が北京で始まり、首都は厳重な警備体制に入っている。
北京市内の歩道橋では、今年も「見張り係」と呼ばれる人員が配置された。橋の上に立ち、横断幕を掲げるなどの抗議行動が起きないかを24時間体制で監視する仕事だ。
警備の募集では、12時間勤務で日給280元(約6400円)、24時間勤務なら360元(約8200円)ほど。2人1組で橋を見張り、スマートフォンで写真を撮って状況を報告するという。

この警備のきっかけになったのが、2022年の四通橋事件だ。北京の歩道橋で市民の彭立発(ほう・りつはつ)が習近平政権を批判する横断幕を掲げ、その写真は短時間で世界中に広がった。
それ以来、北京では重要な政治行事のたびに橋の監視が続いている。
一人の市民が橋に掲げた横断幕は、いまも首都の警備体制を変え続けている。

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