【大紀元日本4月6日】3月28日夜、台湾桃園市で行われた神韻公演の第3場。会場のロビーは、一般の観客に加えて、地元のロータリークラブに所属する会社社長などのロータリアンであふれ、異様なほどの熱気につつまれた。世界で約3500の国と地区に組織をもつ国際ロータリークラブのなかの一つ、桃園県中壢市ロータリークラブに所属する会社社長・呉錦乾氏は、夫人と自社の社員約50人を連れて、この日の公演に訪れた。公演終了後、その感想を聞いた。
呉錦乾氏は、「文化とは、神によって伝えられたものだ。まして中国五千年の文化が、政治的な違いがあるからといって、損害を受けてよいはずがない。今夜の公演は、文化や芸術をふくむあらゆる精神的価値が十分に表現されたものだった」と語った。
今回が2回目の神韻鑑賞となる呉氏の夫人も、神韻のもつ文化の強靭さを称賛して、次のように述べた。
「美は、最も柔軟にして強靭な力です。そのことを、この公演は観客にしみじみと感じさせてくれました。台湾では、往々にして文化のルーツがどこにあるか分からなくなるのですが、それは私たちの五千年の歴史の中にあるのでしょう。神韻公演は、さまざまな舞踊や舞踊劇、さらには各演目のなかの動作に込められたメッセージや色彩を通じて、私たちが、知らず知らずのうちに、伝統文化のルーツを再確認できるようになっています」
呉氏は、最も印象に残った演目として前半最後の演目「為神而舞」を挙げ、次のように語った。
「この演目はチベット民族が神に奉げる舞踊だった。司会者がそのように説明したとき、私は、舞台上で踊っていたのは、まさしく神そのものであったと感じた。神が観客のために舞踊を見せてくれていた、人と神が入れ替わったステージだと。それを見せてくれた神韻に心から感謝したい」
呉氏はさらに、中国大陸で今もつづく法輪功学習者への迫害と、神韻公演が中国大陸で開催できない現状について、次のように述べた。
「中共政権のやり方は、全く理解に苦しむものだ。法輪功学習者の人々とともに、私も非常に遺憾に思う。実は以前、私が台湾ロータリークラブの一員として大陸を訪問したとき、これ(胸のロータリー徽章)も着けられなかった。なぜかと言うと、この形が法輪に似ているから法輪功に関係があるのではないか、と中共当局が曲解したためだ」
インタビューの最後に呉錦乾氏は、わずか7年で全世界にその名を広めた神韻公演について、次のように称賛した。
「神韻が、人の心を急速に浄化するさまは、春風が植物を育み、草原の草を一斉になびかせるかのようで、まさに人事を超えた力のなせる業だ。神韻の演目は、政治を超え、宗教を超えている」
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