【大紀元日本10月2日】世界中どの都市にも、おそらくファーストフードのハンバーガーのパテには何が含まれているのか? という都市伝説がある。その真相を明かした研究内容が最近インターネットで注目を浴びている。それによると、パテの肉量は最低2%であるという。毎年50億個のハンバーガーを消費するアメリカに、この結果は衝撃を与えた。
研究結果は、医学学術紙「Annals(アナルズ)診断病理学」が2008年に発表したもの。「ファーストフード・ハンバーガー:私たちは何を食べているのか?」と題されたこの研究論文は、米国8社のファーストフード・メーカーが販売するハンバーガーのパテの組織や成分を調べたもの。メーカー名を明らかにしていないが、同業界最大手のハンバーガー・パテが含まれていることは想像に難くない。
肉の含有量は、8社の平均12.1%、最高14.8%で最低は2%だった。では他の8割以上は何でできているのだろうか。多くは「水分」で、平均は49%だった。他は植物性成分、血管、神経、脂肪、骨など。幸いにも脳組織はどのハンバーガーにも検出されなかったという。
しかし、電子顕微鏡の観察で2つのハンバーガーから寄生虫「住肉胞子虫」が発見された。このたびの研究では、ハンバーガーに含まれたこの寄生虫が人体に害をもたらすかどうかわからないが、同種の寄生虫はウシなどの家畜、ラットに発熱や体重減少、貧血、衰弱をもたらすことが分かっている。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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