【一本のかんざし】
【大紀元日本8月26日】一本のかんざしで修煉の機縁を失ってしまった修煉者の物語である。
山奥に庵を結び、一心に修行に励む修煉者がいた。彼は世の中の名誉、利益、色欲などすべての煩悩と欲望を捨て、ひとりで静かに暮らしていた。
ある日、美しい婦人が宿を借りたいと戸をたたいた。修煉者は草ぶきの家を婦人に譲り、自分は外の庭で一晩明かすことにした。彼はすでに色欲を捨てていたので下心はまったくなく、一晩無事に過ごした。翌朝、婦人は彼に礼を言ってその場を去った。
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