傍聴も弁護も許されない裁判 中国人一家の境遇にカナダ政府が関心
【大紀元日本12月22日】「服役中の父は冤罪だ」と主張し、抗議活動を行なった河北省石家荘市の女子大生とそのいとこが逮捕された。12日、同市の裁判所で2人の審理が行われた。いとこの両親はカナダ国籍のため、在中カナダ大使館の職員が傍聴を申し出たが、拒否された。また弁護も禁止となったため、代理弁護士は「完全に違法な裁判」と当局の対応を批判した。
冤罪を主張し、服役しているのは女子大生の父親で元中学校教師の卞麗潮さん。中国国内で禁止されている伝統気功・法輪功の愛好者であり、2012年2月、「自宅に法輪功情報収録用の空白DVDを発見した」との理由で逮捕され、「法輪功問題を利用して公務執行妨害」との罪で懲役12年の判決を受けた。卞さんは一貫して無実を主張している。
法輪功の信仰を放棄しない卞さんは、刑務所で日常的に拷問を受け、高血圧や心臓疾患などを発症し、体重は80キロから50キロになったという。家族との面会も禁じられている。
関連記事
宏福苑火災の発生後、警報システムや工事監督の在り方を問う声が強まっている。しかし、独立調査を求めた学生の拘束や大学内掲示の封鎖など、市民社会の活動に対する制限も目立ち始めた。火災対応を通じて、香港の統治や言論環境に変化が見られる
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
米下院が社会主義体制の弊害を非難する中、中国共産党からの離脱「三退」は4億5500万人を突破。宗教弾圧や権力集中への国際的懸念が強まる一方、中国社会では静かな体制離れが広がっている