歴史に消えた古代文明

人類の歴史上、多くの古代文明が時代とともに消え去った。残された僅かな遺跡から、高度に発達していた文明の面影を窺うことができる。更に、文明の壊滅には自然の要素以外に、人為的な原因も存在していたことが考えられる。

ナスカ文明

 巨大な地上絵が残っていることで知られるナスカ文明は、紀元前後から500年頃まで、現在のペルー共和国の海岸地帯、ナスカ市周辺に栄えた文明である。灌漑設備が整備され、農業が非常に発達した文明だった。しかし、農業生産のために広範囲に森林を伐採し、農地を開拓した結果、自然環境が破壊され、河川の氾濫や旱魃、砂漠化が起こって農業ができなくなった。数百年を経て発展してきた文明は、完全に消滅した。

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