スマホや携帯電話がなかった数十年前、大学受験の合否をいち早く知らせる手段は電報でした。合格の場合は「サクラ サク」という文面が使われ、桜の花も合格発表も春の風物詩でした。
先日、自宅近くの公園で10月なのに桜の花が咲いているのを見かけました。この季節外れの開花は「不時(ふじ)現象」というそうです。
桜は本来、夏の間に翌春の花芽を作ってから休眠に入り、春が来るまで待機状態になるそうです。ところが、夏に何らかの理由で葉が落ちると季節を勘違いしてしまい開花するということです。
秋空に咲く桜も綺麗ですが、私も季節を勘違いしそうでした。
(撮影:佐吉 撮影場所:熊本県・合志市 撮影日:2015年10月)
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