自宅が「おもちゃ工場」に 子供向け3Dプリンタ発表
バービー人形で知られる世界最大の玩具メーカー、マテルが子供向けの3Dプリンタ「シングメーカー(ThingMaker) 3D」を発表した。この3Dプリンタを使えば、子供でも簡単に思い通りのおもちゃを作ることができるという。
米テクノロジー系ニュースサイト、テックタイムズの13日の報道によると、この製品は同社が3Dソフトウェア開発会社オートデスクと共同で開発した子供向け3Dプリンタで、米アマゾンでの販売価格は299.9ドル(約3万4000円)。
シングメーカーとは、もともと同社が1960年代から販売していた自作おもちゃキットで、人形や動物、昆虫や草花など様々な形を模した金属の金型にプラスチックを流し込んで作るというものだった。同社は半世紀前のヒット商品を、3Dプリンタを使って現代版に進化させた。
作り方は簡単で、まず対応するアプリケーションを使ってシステムに内蔵されている人形、恐竜、ロボットなど様々なおもちゃのモジュールを選択し、次におもちゃの各パーツをアプリで「組み立て」て、その後「プリント」ボタンを押すと、3Dプリンタがプリントを始めるというもの。
シングメーカー3Dで使用する材料は環境に配慮した安全性の高いものであり、多様な色彩を備えた異なる質感の材料を選ぶこともできるようになると、マテル社は製品に対する自信をのぞかせる。対象年齢は13歳以上。
発売予定は今秋で、2月15日から米アマゾンで予約を受け付けている。
(翻訳編集・桜井信一)
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