水滴は、着水するといくつもの波紋を起こして水の中に消えていくと思われている。しかし、毎秒1万フレームで高速撮影した超スローモーション映像をみると、水に落ちるしずくの神秘的な世界を目にすることができる。
米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の撮影チームはハイスピードカメラを利用して、毎秒1万フレームで水滴が落ちる瞬間を撮影。これは肉眼の約400倍の速さになる。
水滴が水面に接触した瞬間、半分は水面と一体化し、残り半分は球状となって水面の上で弾む。弾んだ水滴は同じ現象を引き起こして、連鎖的に同じ現象が繰り返されていく。これはCoalescence Cascadeと呼ばれる現象だ。
この水滴の実験によって、肉眼で見たものが必ずしも真の姿ではないということがわかる。
(翻訳編集・山本アキ)
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