熊本地震と車中泊
4月14日、自宅にいたところ、いきなり大きな揺れに襲われる。町内の放送で震度7の地震と分かった。その後も余震を警戒していたが、16日午前1時25分頃、再び震度6強の大きな揺れが起こった。気象庁によると、震源の深さは約12キロ(暫定値)、地震の規模マグニチュード(M)は7.3(暫定値)と推定され、1995年の阪神大震災級。14日の熊本地震以降、亡くなった方は計41人となった。負傷者は2000名を超え、16日午後5時時点で9万8000人余りが避難している。
主な避難先は市役所や学校。掲載している写真は合志市豊岡のコミュニティセンター。駐車場だけでなく芝生広場の上にも近隣の人たちの車が停車している。家にいると震動が恐ろしく、また家具や食器などが散乱していることもあり車中泊を余儀なくされているのだ。ただ、現場に悲壮感はない。テント持参の人もおり、親子連れで食事をしている光景が見える。
広場には駐車スペースの線もなく、停車位置を指示する人もいないのに、車は自然に整然と並んでいく。こんな風景を見ると、改めて日本人の協調性の高さを感じる。
『困った時はお互いさま』
そんな言葉が頭に浮かんだ。
(佐吉)
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