メキシコのナイカ鉱山の地下290メートルには、巨大なクリスタル群が広がっています。光かがやく結晶に囲まれた洞窟は、まるで異世界への入り口のようです。
クリスタルの洞窟を探索したジャーナリストのニール・シー氏によると、最大の結晶は長さ10メートルほどで、50万年の歳月をかけて作られたそうです。光を吸収・反射する結晶群は、太く、そそり立っています。広い洞窟内は「クリスタルの森のようだ」といいます。
しかし、美しい洞窟内は人間には快適なものではありません。気温は40度~60度で、湿度は約100%です。研究者らは、酸素吸入や体温調整のできる特殊なスーツを着て洞窟を調査します。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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