永遠の夢
不老不死の海洋生物 ベニクラゲ
人間は不老不死になれるだろうか? この世に死から逃れられる生き物など存在するのだろうか? 実は、世の中に死ぬということもなく、それどころか若返って生き続けることができる海洋生物がいる。その名はベニクラゲ(Turritopsis nutricula)といい、世界で唯一死なない生物といえるかもしれない。
ベニクラゲは刺胞動物門のヒドロ虫綱に属し、直径はたった4~5ミリしかない捕食動物だ。英紙「タイムズ」の報道では、一般のクラゲは次の世代を繁殖し終えると死亡する。しかし、ベニクラゲは繁殖した後にポリプ(幼少期)に変身し、若返って新たな生命を始めるという。
このサイクルは繰り返すのでベニクラゲは理論上死亡に直面することなく、永遠に生存し続けるということになる。実際、ある科学者が4000匹のベニクラゲを観察した時、すべてのベニクラゲが若返り、死亡したものはなかったことを確認している。
科学者たちによるとベニクラゲは細胞の分化転換によって若返りを実現しているという。つまり細胞は一つの類型から別の類型に転換する。通常ではこの種の転換は器官再生の状況下で現れるものだが、ベニクラゲの場合、この過程がごく自然な状態で自らの生命周期の中に組み込まれているようだ。
ベニクラゲは何故若返るのかについて、今でも海洋生物学者と遺伝学者が重点的に研究する課題となっている。日本でも京都大学瀬戸臨海実験所でベニクラゲの研究が行われており人間への応用を期待されている。
(翻訳編集・豊山)
関連記事
釈迦牟尼佛が父王の死に際し、人生の無常や執着を超える道について語り、難陀に出家を促すまでの感動的な物語。
断食の基本は「賢く食べること」 老廃物を輩出し、細胞を健康にして免疫力を高めるために、食べない時間を決めることなのです。顔中に吹き出物があった人が断食をして、吹き出物がきれいに消えた人を見たことがありますが、本当に美しい肌になりました。
香港で唯一の「レゴ認定プロビルダー」の洪子健さんのチームは最近、長さ26メートル、幅1.78メートルの中国絵画の至宝「清明上河図」を再現し、ギネス記録に認定した。
歳を取れば更年期障害。しかし、心を磨いてきた人にはなんてことはない。気分が軽いということは執着が少ないということ。どんな欲望や執着に対しても、離れて淡々とすると、体は軽くなる。
プロのテクニックで南向きの窓もピカピカに!筋を残さず仕上げるためのスキージー技術と道具の選び方を解説