アシッドアタックは、英国ギャングの間では法に抵触せず安易に手に入る凶器として、流行になりつつあるという。写真は2014年1月、知名度の高いギャングの一味で窃盗常習犯ローニー・ビグスの葬儀が行われた(LEON NEAL / AFP / Getty Images)
ギャングの名声

刃物や銃に代わる凶器、アシッドアタック 犯罪が英ロンドンで急増

最近、英ロンドン東部のクラブのなかで、強酸が無差別に振りかけられ、22人が負傷する事件が起きた。地元警察は25歳の男を逮捕した。強酸を使って攻撃する行為は「アシッドアタック(酸攻撃)」と呼ばれ、硝酸や硫酸、塩酸、バッテリー液などが使われる。

中東や東南アジアなどではしばしば発生している。セクハラや婚姻の拒否など、男性が女性に憎悪したり嫉妬したりすることで、外見を著しく失わせる目的で、顔面に強酸をかける事件が多い。

しかし最近、英国ではギャングのような犯罪集団の間で、流行的な犯罪手法になっている。過去2年間、酸攻撃が2倍に急増している。警察の統計では、国内の酸攻撃は2015年の261件から2016年の454件になった。

▶ 続きを読む
関連記事
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
トランプ米大統領がイランとの新合意条件を提示。ホルムズ海峡の即時開放や隠された濃縮ウランの捜し出しを要求し、まもなく最終決定を下すと表明した。一方、イラン側は軍事力を背景に強硬姿勢を崩していない
カナダで神韻公演への爆破予告や公的劇場への契約拒否など、中国共産党の不当な介入が相次いだ。法輪大法協会は「内政干渉を禁じたウィーン条約違反」と訴え、表現の自由と国家主権を守る徹底調査をカナダ政府に求めた
EUが対中貿易の見直しへ。中国製品の大量流入と貿易赤字の拡大を受け、欧州委員会は「持続不可能」との認識を示し、産業保護策の強化を検討している
英国や欧州各国の電子パスポートに使われる中核部品を供給する仏企業が、米国の輸出規制対象となった中国資本と関係していることが分かった。英政界や専門家の間では、偽造リスクや供給網の安全性を懸念する声が出ている