イスラム国、中国人質2人殺害の犯行声明 

過激派組織イスラム国(IS)は8日、先月パキスタン南西部バルチスタン州で拉致した中国人2人を殺害したとする犯行声明を出した。IS傘下のアマック通信社が伝えた。

2人は夫婦で同州都クエッタの私立学校の中国語教師であり、先月24日、数人の武装グループに連れ去られた。

今回の犯行声明について、現地政府は「事実関係を確認している」と表明し、中国外交部の華春瑩報道官は翌9日、「我々はこれまでに2人の救出に取り組んできた」と述べ、各方面に情報を確認しているとした。

中国政府は現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の一環として、パキスタンでの投資を増やし、自国西部とバルチスタン州グワダル港をつなぐ陸路「中パ経済回廊」などの建設をはじめている。それに関連してパキスタンで働く中国人が近年急増しており、今回の人質殺害事件は、「一帯一路」構想にも影響をもたらすとみられる。

2015年11月、ISが身代金目的で拉致した50歳の中国人男性を処刑した。

 (翻訳編集・叶清)

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チョゴリザ山(Chogolisa)は中国とパキスタンの国境線です。海抜8611メートルあり、「K2」とも呼ばれ、世界で2番目に高い山です。山頂はピラミッドの形をしており、平均の斜度は45度と、非常に険しいです。
パキスタン南西部バルチスタン州に位置する港湾都市グワダルではこのほど、市民が中国当局の巨大経済圏構想「一帯一路」に抗議するためデモ活動を行ったことが報じられた。中国外務省の趙立堅氏は「フェイクニュースだ」と反論。
2017年、国境検問所で発生した激しい衝突により13人が死亡、80人が負傷する事態となった。この出来事により、現在は追放されたアフガニスタン政府とパキスタン政府との間で深刻な対立が起きた。
それ以来アフガニスタン政府は、この境界線が歴史的な伝統に反しており、法的にも違法であるため抗議を続けてきた