世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」は、同サイト上に投稿された外国語の口コミ評価をもとに、「外国人に人気の日本のレストラン2017」を発表。お寿司や和牛をはじめ、イタリアン、メキシカン、ペルシャ料理、タイ料理などの多国籍料理やフュージョン料理を提供するところや、グルテンフリーメニューを提供するレストランなどが入った、ユニークなランキングとなった。
本年で4回目となる「外国人に人気の日本のレストランランキング」では、大阪の『お好み焼き ちとせ』が昨年の28位から大きく順位を上げて1位に選ばれた。トリップアドバイザーによると、「お好み焼きは、手頃な価格で食べれるジャパニーズフードでありながら、ベジタリアンに対応のお店も多いことから、年々人気を集めているのでは」としている。
2位には、昨年の12位より順位を上げたイタリア料理の『ニーノ』(奈良県奈良市)が、3位にはフレンドリーなオーストラリア人のオーナーが旅のワンポイントを教えてくれると人気の『クマ カフェ』(大阪府大阪市)がランクインした。
今年のランクインした食事処は半分以上が初登場となった。和牛、お好み焼き、ピザ、お寿司、エスニック料理とジャンルは多岐にわたる。傾向として、今年は、居酒屋スタイルのお店やお好み焼き屋など、比較的手頃な価格で食べられる施設が多く選ばれた。
口コミを見ると、味への評価に加え「welcoming(歓迎してくれる)」「comfortable(居心地が良い)」といったムードに対する評価が目立った。英語に精通したスタッフを抱えるお店も多く、外国人旅行者の受け入れ態勢が整っているところは人気。
今年の特徴として、北陸新幹線の影響か、石川県金沢市の施設が1軒から4軒に、岐阜県高山市の施設が2軒から6軒に増えた。外国人観光客が主要観光都市である東京、大阪、京都のみを回るのではなく、地方の観光スポットに足を延ばしている。
1~30位までのランキングは下図のとおり。
(編集・甲斐天海)
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