「北朝鮮を完全破壊」警告、中国のネットでトランプ米大統領を称賛の声
ドナルド・トランプ米大統領は19日、ニューヨークの国連本部で行った一般討論演説で、「米国と米国の同盟国を守る必要に迫られた場合、米国は北朝鮮を安全に破壊する以外の選択肢はなくなる」と、挑発行為を続けてきた北朝鮮を強くけん制した。中国国内では、大統領の対北強硬姿勢に称賛の声が上がっている。
トランプ大統領はこの日、各国の首脳や政府代表の前で約40分間の演説を行った。北朝鮮の核・ミサイル開発に関して、「全世界に対する脅威となっている。想像を絶する規模の人命が犠牲になる可能性がある」とした上、北朝鮮に対して「一部の国が武器を提供し、経済支援をしていることに憤りを感じる」と中国当局を念頭に非難した。
中国国内インターネット上では、多くのネットユーザーがトランプ大統領の発言に支持を示した。中国国内では、数十年間にわたって中国から巨額な資金や物資をゆすったにもかかわらず、国際社会で中国に泥を塗り続けてきた北朝鮮金政権に対して嫌気がさしている市民は多い。一方、飢餓に苦しむ北朝鮮国民に同情している。
関連記事
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている