今月24日にエルサレムで行われたオークションで、物理学者のアインシュタインがドイツ語で書いた「幸せの秘訣」のメモが、156万ドル(約1億7700万円)で落札されました。
このメモは、1922年(大正11年)に講演のために来日し、東京の帝国ホテルに滞在していた彼が、ノーベル賞受賞の通知を届けにきた日本人のベルボーイに、チップ代わりとして渡したもの。ベルボーイがチップを拒否したからとも、またアインシュタインが小銭を持ち合わせていなかったからとも言われています。「運が良ければ、これはチップよりも価値があるものになりますよ」と言ってベルボーイに渡したそうです。
さて、アインシュタインが残した幸福の秘訣とは―。
「穏やかで質素に暮らしたほうが、出世しようと始終あくせくしているより、幸福をもたらします」
また、「意志あるところに道は開ける」と短く書かれた2枚目のメモは、24万ドル(約2700万円)で落札されています。
(郭丹丹)
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