メイ英首相が内閣改造、与党幹部も刷新 態勢立て直し
[ロンドン 8日 ロイター] – メイ英首相は8日、内閣改造を実施するとともに与党・保守党幹部の刷新に踏み切った。昨年6月の総選挙以降に後退しつつある党勢を再び拡大し、欧州連合(EU)離脱をはじめとする重要政策課題を乗り切る新たな態勢を構築する狙いだ。
メイ氏はEUとの交渉で、将来の関係と移行期間を協議する第2段階に進むことに成功した。しかしブレグジット(EU離脱)対応やヘルスケア、住宅など国内問題を巡るメイ氏の姿勢には批判が続き、足元では最大野党の労働党がじりじりと支持率を上げている。
こうした中で今回の人事の目玉は、人気があるブランドン・ルイス移民担当相を保守党幹事長に、ジェームズ・クレバリー下院議員を同副幹事長に起用したことだ。ルイス氏の幹事長就任は、前任のパトリック・マクローリン氏が党の支持拡大に失敗し、6月の選挙も準備を整えられなかったと批判した多くの保守党員に歓迎されている。ある保守党員は、ルイス氏が党内の雑音を封じ、積極的なメディアへの露出でメイ氏への批判を一掃してくれるとの期待を示した。
関連記事
EUの対中貿易赤字が急拡大。低価格輸入の流入を受け、EUは緊急措置や貿易防衛策の導入を示唆。交渉停滞なら単独措置も視野に、対中関係は緊張が続く
中共に3年間拘束された元中共中央テレビキャスター、成蕾氏は、中共が国境を越えて恐怖を広げていると警告し、民主・自由社会は声を上げ続けるべきだと訴えた
世界の物流を支える「海の大動脈」。ホルムズ海峡の通航料導入論が現実になれば、新たな国際ルールの前例になる可能性も。運河はなぜ有料で、海峡は無料なのか。その違いをわかりやすく解説
英国政府が承認した中共のロンドンメガ大使館計画をめぐり、地元住民団体が司法審査を求めた。住民側は、大規模デモや越境弾圧、安全上のリスクを十分に検討していないと訴えている
カナダ連邦政府に勤務していた中国系の元科学者が、政府文書2千件以上を複製し、中共側の機関に渡した疑いで起訴された。CSISは過去に少なくとも3回、当局に警告していた