習近平就任後  100万人超える中国人が海外で庇護を求めた=国際人権団体

2025/01/13 更新: 2025/01/13

2012年に習近平が就任して以来、中国からの庇護申請者は累計で100万人を超えた。

国際人権団体セーフガード・ディフェンダーズ(Safeguard Defenders)の最近の報告書によると、習近平が中国共産党(中共)党首に就任して以来、中国からの庇護申請者は「115万8739人」に達している。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のデータによると、この傾向は習近平の就任直後から加速し、2024年上半期の予測では庇護申請者数が17万6239人に達し、パンデミック前の2019年と比較して169%の増加が見込まれている。

「秦鵬観察」の司会者である秦鵬氏は次のように述べている。
「習近平時代は、有能な政府を強調しているが、実際には混乱を引き起こしている。企業や個人、官僚までもが耐え難い負担を強いられ、民生は衰退している。特に、3年間のパンデミック中の都市封鎖や民間企業を締め付けた打撃は、多くの中産階級を貧困に追いやり、政治的にも不安定な状況を生み出していた。

根本的には、これは制度の問題だ。社会主義は天国を約束するが、実際には地獄をもたらす。共同富裕を約束しながら、実際には共同貧困をもたらす」

2022年一年の庇護申請者数は、前任の胡錦濤の10年間の任期中の総数に匹敵する。2024年の庇護申請者数は、習近平が2012年に就任した際の1万2362人と比較して1426%増加している。

中国問題の専門家である王赫氏は次のように述べている。
「中国は常に左傾化しているため、政治、経済、社会のあらゆる面で矛盾が目立ち、信仰の自由に対する弾圧も続いている。その結果、多くの中国人が耐えられなくなり、この困難な避難の道を選んでいるのだ。これは、中国人が最終的な局面に達し、もはや耐えられない状況に至っていることを示している」

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