中国の年越しを祝う食べ物(Guang Niu/Getty Images)

1800年前、餃子は薬だった!

日本人の大好物の1つである「餃子」は中国の東漢時代に由来し、当時の名医・張仲景(ヅァン・ゾンジン)が創案したものである。それは元々形が耳に似ていることから、当時「嬌耳(ジャウ・ア)」(可愛い耳)と呼ばれていた。

餃子を作った張仲景はどんな難病でも治すことができる優れた医術の持ち主であり、民衆から聖医と呼ばれ、道徳家でもあった。張氏は、貧困層に対しても富裕層に対しても真面目に診療を行い、多くの命を救った。疫病が流行ったある年に、張氏は勤め先の政府庁舎前で、大きな釜を設置し薬を煎じて多くの民衆を救ったため、民衆の敬愛を得ていた。

張仲景が引退後、故郷に帰ったが、歯を食いしばって飢えと寒さを忍ぶ多くの貧しい民衆の耳が凍傷になった悲惨な状況を知り、民衆を助けることを決心した。多くの患者が治療を求めに来るため、張氏は多忙な毎日を送った。張氏は飢えと寒さを忍び耳が凍傷に冒された民衆のことがどうしても気がかりであった。張氏は河南省南陽の東関の場所で、以前と同様に簡易診療所を設け、大きな釜を設置した。貧困層の人々を治療し薬を与え始めたのが寒い冬至の日だった。

▶ 続きを読む
関連記事
忙しい日でも、体にうれしいおやつを手軽に楽しみたいもの。ナッツやドライフルーツを使った「エナジーバイト」なら、オーブンを使わず簡単に作れます。自然な甘さと食べごたえが魅力の手作りおやつです
腸の調子を整えようとサプリメントを増やしても、期待した変化がないことがあります。大切なのは数ではなく、自分に必要な種類や量、摂るタイミングを見極めること。消化器専門医がその選び方を解説します
目の下のたるみやむくみを、中医学では浮腫型、夜更かし型、加齢に伴うタイプに分けて捉えます。それぞれの特徴と、生活習慣の見直し方、目元の指圧や5つの腹部マッサージを紹介します
約2千年前の地震探知器や蒸気装置、精巧な天文計算機、古代の外科手術まで。現代の技術を先取りした数々の発明をたどり、忘れ去られた知識と文明の興亡を探ります
パーキンソン病の人を対象としたダンスは、歩行やバランスの改善に役立つ可能性があり、表現する喜びや人との交流も生みます。専門医の解説と各国のダンス教室での体験を紹介します