河野外相と韓国情報院長が会談、北への圧力継続で一致

[東京 12日 ロイター] – 河野太郎外相は12日、韓国特使団の一員として訪朝した徐薫(ソ・フン)国家情報院長と都内で会談し、北朝鮮が非核化への具体的な行動を取るまで圧力をかけ続ける方針で一致するとともに、4月末の南北会談とその後の米朝会談へ向けた対応をすり合わせた。

河野外相と徐情報院長は3時間近く会談。河野氏はその後に記者団の取材に応じ、訪朝結果について「相当詳細な説明を受けた」ことを明らかにした。「今後の対応方針について綿密なすり合わせをした」ことも明らかにしたが、具体的な内容は「南北首脳会談、米朝首脳会談の実現に向けて細部を詰める必要がある」として説明を避けた。

両氏は会談で、「北朝鮮による核・ミサイルの放棄を実現するために最大限の圧力を継続していくことで一致した」(河野外相)。日本人の拉致問題でも日韓が連携していくことを確認した。

また、国際原子力機関(IAEA)の査察に日本が資金提供する用意があることを韓国側に伝えた。会談には谷内正太郎国家安全保障局長なども同席した。

徐氏は特使団の一員として平壌を訪問し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談。その後に訪米してトランプ大統領に訪朝の結果を報告し、米朝首脳会談を仲介した。13日まで日本に滞在し、安倍晋三首相とも会談する。

首席特使として訪朝した鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長は、12日から結果報告のため中国を訪問している。

(久保信博 編集:田巻一彦)

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