北朝鮮バス事故、中国極左サイト編集長が死亡

北朝鮮で22日夜に発生した32人の中国人が死亡したバス事故で、死者の中に、中国新左派ウェブサイト「烏有之郷(ユートピア)」の編集長が含まれていることが分かった。一行は、朝鮮戦争65周年の記念イベントに参加するため、北朝鮮へ出向いた。

「烏有之郷」は、当局の「改革開放」政策を否定し、文化大革命の主導者である毛沢東を擁護している。過去、北朝鮮の核実験を支持する評論記事を掲載した。

中国当局は2012年4月、胡錦涛国家主席(当時)に対して誹謗中傷したとして、同サイトの1カ月閉鎖処分を命じた。

米メディア・ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、今回の北朝鮮ツアーは、「烏有之郷」の系列旅行会社「星火旅行」が企画した7日間の「紅色の旅」だという。18日中国丹東から列車で出発し、平壌や南浦、開城など7つの町を回る計画だった。1人当たりの参加費は5990元(約10万2000円)。

「星火旅行」のスタッフはRFAの取材に対し、22日の交通事故で「烏有之郷」の編集長が死亡したと証言した。

同旅行社の公式サイトによると、同社は2015年から北朝鮮ツアーを開始した。RFAは、同社は中国当局から正式な営業許可を受けていない可能性があると指摘した。

また、同ツアーに参加した旅行者の親族によると、中国当局はバス事故の詳細と死亡者の名前などを公表していない。

北朝鮮の金正恩・労働党委員長は23日、平壌の中国大使館を訪れ、哀悼の意を伝えた。また、中国人負傷者らが入院している病院に見舞いに訪れるなど異例な対応をした。

(翻訳編集・張哲)

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