北朝鮮の金委員長が軍事境界線越える、韓国大統領と握手

[ソウル 27日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が27日、軍事境界線を初めて越えて韓国入りし、同国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に迎えられた。

両首脳は笑顔で握手を交わした。その後、金委員長が文大統領を北朝鮮側に招くしぐさをし、ともに北朝鮮側に数歩入った後、再び韓国入りした。

両者はこの後首脳会談に臨む。南北首脳会談が行われるのは10年以上ぶり。

 公式会談は0130GMT(同午前10時30分)に「平和の家」で開始される予定。

事前発表によれば、午前の会談後、両首脳は個別に昼食をとり、午後には記念植樹式を行う。植樹式では、両国がそれぞれの山と川から運んだ土と水を使い、「平和と繁栄」を象徴する松の木を植える。会談終了後には共同合意文書を発表する。その後、韓国側で夕食をとり、ビデオクリップを鑑賞して会談を終える。

 4月27日、南北首脳会談を控えた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が27日、軍事境界線を越えて韓国側に入り、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と対面し、握手を交わした。写真はソウルでニュース映像を眺める人々(2018年 ロイター/Jorge Silva)
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