クラゲ大量発生で原発3基が運転停止 フランス北部

2026/08/12 更新: 2026/08/12

フランス電力(EDF)は11日、北部のグラブリーヌ原子力発電所で、大量発生したクラゲが冷却水ポンプを詰まらせたため、原子炉3基を一時運転停止したと発表した。

AFP通信によると、同原発ではこのほか、1基が出力を半減させ、1基が定期点検中で、正常に稼働しているのは1基のみとなっている。

EDFは声明で「今回の事象が原発の設備、人員、環境の安全性に影響を及ぼすことはない」と説明。EDFが2015年以降に公表しているデータを基に算出すると、クラゲによる原子炉停止に先立ち、フランスの9日の原子力発電量は平常時の水準を15.6%下回っていた。

フランスでは今週、今年5回目となる熱波がさらに強まると予想されており、原子力発電への影響が一段と拡大する可能性がある。

フランスは今年、相次ぐ熱波や干ばつに見舞われ、原子力発電がたびたび影響を受けている。EDFは6、7月にも、極端な高温を理由に複数の原子炉を停止した。

グラブリーヌ原発では昨年もクラゲが大量発生し、原子炉の停止を余儀なくされた。

クラゲの大量発生が原発の運転を妨げた例はフランスに限らない。2013年にはスウェーデンの原発、1999年には日本の原発でも、クラゲの大量発生によって原子炉が停止した。

専門家によると、乱獲やプラスチック汚染によってクラゲの天敵が減少していることに加え、気候変動に伴う海水温の上昇も、クラゲの大量繁殖を促す要因となっている。

新唐人
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