「中国伝統文化の復興」を掲げ、古典舞踊とオリジナル音楽で、日本の各都市で多くの人々を震撼させる神韻日本公演。東京公演では1カ月前からチケットが完売となった。4月27日、28日の兵庫県西宮公演も盛況で、観客から感嘆の声があがった。
ダンサーの勝又真琴さん「一つ一つの動きに指先まで神経を研ぎ澄ます神韻ダンサーの精神力にすごく感動した」と述べた。
「中国古典舞踊の美しさ、心地よさに触れた。神韻の舞踊に自分の踊ってきたダンスと同じルーツを感じ、心が震えて涙が自然と溢れてきた」。また、神韻の舞踊は伝統文化、精神性が動きに感じられ、自らも舞踊のルーツを意識したいと語った。
音楽も自分の中に自然に溶け込み、ダンサーの動きとバックスクリーンの連携には躍動感があったという。「見ているだけで、まるでアトラクションにのってアドベンチャーしているように感じられた」と述べた。
個人で事業を経営している中村仁志さん。「音楽、舞踊、スクリーンと織りなす一体感が素晴らしい。たいへんな練習をされているのが伺える」と語った。感激、少ない人数編成ながら舞台下から流れ出す迫力ある音に驚き、東洋と西洋芸術が調和しており美しいと述べた。
詩人の瀬川映太さんは「神韻は多くの人に何が大切かということを目覚めさせてくれる。本物を本気で表現している」と述べた。瀬川さんは、神仏への思いが薄れ、物質的なものを重く見がちな日本を含む現代社会で、大切なものを見直す、とのコンセプトに感動させられたと語った。
「中国数千年の伝統文化は、自分たちの日本のご先祖様も大切にしてきた文化。モノがなかった何千年も前に、人間がこんな素晴らしいものを育み、作り上げきたなんてすごい」と述べた。
(大道修)
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