インタビュー:出光、アジア新興国で給油所の展開に意欲

[東京 1日 ロイター] – 出光興産<5019.T>の木藤俊一社長はロイターのインタビューで、ガソリンなど燃料油の海外販売で、今後大きな需要が見込まれるメコン地域での給油所の展開に意欲を示し、買収や資本参加も含めた参入を検討していると語った。

少子高齢化やハイブリッド車などの普及で、国内のガソリン需要が大幅に減少すると見込まれるなか、同社はアジアを中心とする海外市場で燃料油の販売を強化していく方針だ。木藤社長は2030年には国内のガソリン需要は現状から3割から4割程度減る見通しだとする一方、アジアではまだ需要は伸びると説明する。

メコン地域では、出光がクウェート国際石油などとベトナムで建設した製油所で生産を開始。同国ではすでに給油所を2カ所開設している。

▶ 続きを読む
関連記事
イラン通貨リアルの対ドル相場が史上最安値を更新し、テヘランなどで2022年以来最大規模の抗議が発生。中央銀行総裁が辞任し、インフレ悪化と制裁・戦争リスクが国民の不満を爆発させた
パナマ運河入り口の中国・パナマ友好記念碑が12月27日夜、地元政府命令で撤去。トランプ氏の「運河支配取り戻せ」警告の中、中国側は「友好に痛手」と抗議。米中対立の象徴的事件
中国共産党(中共)東部戦区司令部の発表によると、中共軍は陸軍・海軍・空軍・ロケット軍を動員し、台湾周辺の北部、 […]
北朝鮮の共産主義政権が米国との核外交再開を検討する党大会を前に、非弾道ミサイルが飛行した
1978年、最貧地域だったマデイラ島は、大胆な低税率政策で特別経済区を創設した。47年後、失業率は低下しGDPは大きく成長。EUが忌避する税制競争が、周縁地域を繁栄へ導いた実証例である。