ヒマラヤの環境危機、「中国の経済活動が一番の破壊力」=インド専門家

地球上で最も高い山エベレストがそびえるヒマラヤ山脈。その豊かな自然生態系が今や、人間の活動によって壊滅的な影響を受けている。インド専門家はこのほど、「中国製造による世界環境への破壊」と題した文章で、中国政府による過度な開発が最も破壊力が大きいと指摘した。

ニューデリーにある独立系シンクタンク、政策研究センターのブラハ・チェラニー教授が23日、寄稿専門メディアの「プロジェクト シンジケート」に上げた文で「ヒマラヤ地域をめぐる環境破壊問題には、ほかの周辺国も一役買っているが、いずれも中国ほどの破壊力には及ばない」と述べた。

ミャンマーから中央アジアのヒンドゥークシュ山脈へ続くヒマラヤ山脈は、毎年の夏季モンスーンを生み出し、アジア・太平洋域の水循環や気候変動パターンを動かす中心的な役割を果たしている。

▶ 続きを読む
関連記事
91億円をかけて改修したダムは完成約1年で決壊。避難は遅れ、救援は届かず、毒蛇まで大量流出。中国・広西洪水で何が起きていたのか。現地情報をたどると、「天災」だけでは説明できない現実が見えてくる
中国では、「自由に海外へ行くこと」が当たり前ではなくなりつつある。公務員や国有企業職員、AI技術者、そして教師まで。理由は違っても、出国管理や海外資産への監視は年々強まっている
中国で新型コロナ再燃。感染者7.9万人? SNSでは話題1位に。大流行は終わっても、ウイルスは消えていない。日本でも患者数は4週連続で増加している
「私は北京で反共をやっている。捕まえに来い」投稿から約5時間後、中国の政権風刺映画監督は当局に連行された
「中国の靴の都」と呼ばれる福建省晋江市の靴工場で大規模火災が発生。当局は死者28人と発表したが、この数字を疑問視する声も。事故後、工場の知られざる実態が次々と明らかになった