米、EUや日本との通商協定模索へ 中国依存は縮小=農務長官

[ワシントン 4日 ロイター] – パーデュー米農務長官は4日、米国が貿易面で中国市場に余りに依存したことは「おそらく間違いだった」とし、中国以外の国と貿易協定を模索する考えを示した。米農家は米中貿易摩擦で打撃を受けており、数十億ドル規模の農産物取引が止まっている。

パーデュー長官は食肉関連のフォーラムで「ある大規模顧客との取引が大きくなれば、こうした混乱が痛みとなり得る。われわれの戦略は世界中を相手にすることだと考える」と指摘。

「カナダや中国以外にも食料を求める国はある。積極的に探求していく」とし、欧州連合(EU)、日本、インドなどとの新協定を模索すると述べた。

米国、メキシコ、カナダの3カ国は先月30日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で合意にこぎ着けたが、新協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」が米国にもたらす恩恵については明確に答えず、米農家の輸出がどの程度増えるかとの質問にも答えなかった。

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