米大統領、ナウアート国務省報道官の次期国連大使指名を検討

[ワシントン 1日 ロイター] – トランプ米大統領は1日、国務省のヘザー・ナウアート報道官を次期国連大使に指名する可能性を「真剣に検討」していると表明した。近く同人事について決断を下す考えだという。

トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「(ナウアート氏は)素晴らしい。長期にわたり政権に関わり、支えてきた。恐らく来週には決定する」と述べた。

米ABCニュースは先に、ホワイトハウス当局者の話として、ナウアート報道官が次期国連大使就任を打診されたと報じた。FOXニュースもまた、ナウアート氏が打診を受けたと伝えた。

ただ、トランプ大統領は「(国連大使に)なりたい人は多い。優秀な人も多くいる」と述べて、現時点でナウアート氏はまだ、最有力候補として名前が挙がっている段階であることを明らかにした。他の候補について詳しい言及はなかった。

ABCニュースは、ナウアート氏がトランプ大統領による指名を受け入れるかはまだ明らかになっていないとしている。

人選過程に詳しい関係筋はこの日ロイターに対し、ナウアート氏が最有力候補となっていることを明らかにしている。

ホワイトハウス当局者はロイターの取材に対し、ナウアート氏は候補として検討されていると述べるにとどめた。

大統領に指名され、その後議会上院で承認されれば、ナウアート氏は年末に退任するニッキー・ヘイリー大使の後任として就任する。

ナウアート氏はFOXニュースでキャスターなどを務めた後、2017年4月に国務省報道官に就任した。

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