トランプ氏、対中貿易合意草案の作成指示と報道 株価が急騰

[2日 ロイター] – トランプ米大統領が中国との貿易合意の草案作成を内閣に指示したとブルームバーグが2日報じたことを受け、日経平均が後場の終盤に一段高。上げ幅は一時600円を超え、2万2300円付近まで上昇した。

米中貿易摩擦の緩和に対する期待から、ドル円も一時113円台に乗せた。

ブルームバーグは2日、トランプ大統領が今月末に予定されている米中首脳会談で、貿易に関する合意をまとめることを目指しており、合意条件について草案を作成するよう米当局者らに指示したと報じた。

トランプ大統領は1日に中国の習近平国家主席と電話会談しており、ブルームバーグが事情に詳しい4人の関係者の話として報じたところによると、この電話会談がトランプ氏が合意を目指すきっかけになったという。

株式市場では「どこまで信じていいのか分からないが、売り方は買い戻さざるを得ない。トランプ米大統領の中間選挙対策という気もする」(国内証券)との声が出ていた。  

香港株式市場のハンセン指数や中国株式市場のCSI300指数、ソウル株式市場の総合株価指数も上昇している。

中国の海通証券のアナリストは、貿易摩擦の緩和期待が中華圏の株価を後押ししているとした上で、中国本土市場では習近平国家主席が国内民間企業の支援方針を表明したことを好感した動きが大勢を占めていると指摘した。

トランプ氏は、習主席と貿易や北朝鮮問題を巡り「非常に良好な」対話を持ったと表明しており、習氏もまた、貿易摩擦の解消に向けて楽観的見方を示している。

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