英EU離脱の最終条件巡る国民投票を、企業幹部らが要請=英紙

[ロンドン 3日 ロイター] – 英紙サンデー・タイムズによると、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の最終的な条件を巡り、企業幹部ら70人以上が国民投票の実施を求めている。

企業は英国がEUとの合意なしに離脱する「ハードブレグジット」の可能性や、EU市場への企業のアクセスを制限することで合意する可能性への懸念を強めている。

同紙によると、英スーパーマーケット大手セインズベリーの元最高経営責任者(CEO)、ジャスティン・キング氏、自動車部品メーカーのユニパートのトップ、ジョン・ニール氏らをはじめとする新たなグループが政治家らに圧力を掛けようとしている。

英国とEUは離脱交渉で今月中の合意を目指しているが、同グループは書簡で、マイナスの結果をもたらす可能性について警告。「われわれは現在、あいまいな条件での離脱や破壊的なハードブレグジットに直面している。これらの選択肢は投資の一段の減退につながる」とし、最終的な選択は国民投票に委ねられるべきだと主張した。

英国のEU離脱省は、企業にとって有益な合意を確保できることに自信を示し、国民投票を再び実施することはないと改めて表明した。

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