米朝協議、朝鮮半島巡る米軍事態勢に影響も=米統合参謀本部議長

[ワシントン 5日 ロイター] – 米国のダンフォード統合参謀本部議長は5日、北朝鮮との協議が進展すれば、米国は朝鮮半島に対する軍事態勢を徐々に変えていく必要があるとの認識を示した。

同氏は、デューク大学でのフォーラムで「外交路線がより成功すれば、軍事分野で違和感が増すだろう」と指摘。ポンペオ国務長官を支援するため、軍事的な姿勢を徐々に変えていく用意があると表明した。ただ、どのような変化を見込んでいるのかについては言及しなかった。

ポンペオ長官は8日、北朝鮮の非核化などについて、同国の金英哲・朝鮮労働党副委員長とニューヨークで会談する。

韓国国防相は先週、同国と米国が来年の大規模合同軍事演習について、実施するかどうか12月までに決定すると明らかにした。

両国は北朝鮮を巡る外交努力を続けるため、12月に予定していた定例合同軍事演習「ビジラント・エース」を中止することを決定した。こうした規模の比較的大きい演習は中止されているものの、小規模な演習は継続されている。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]