中国の外国人記者クラブ、18年の取材環境は大幅に悪化と指摘

[北京 29日 ロイター] – 中国外国人記者クラブ(FCCC)は29日、昨年の中国での外国人記者の取材環境は「大きく悪化」したとの調査結果を発表した。環境が改善したと回答した記者は1人もいなかった。

調査では、回答者の55%が昨年の取材環境は悪化したと回答、2011年以降で最大の割合を占めた。調査はメンバー204人に対して実施し、109人から回答を得た。

報告書は「新疆ウイグル自治区での取材に対する監視の急速な拡大や政府の広範な介入は、2018年に中国の外国人記者の労働環境の大幅な悪化につながった」と指摘。

中国外務省は調査結果についてコメントの求めに応じていない。

中国政府はこれまで、外国メディアが国内で問題なく取材できる環境の整備を繰り返し約束してきたが、同時に、外国メディアは国内ルールや規制を守る必要があるとの立場を示している。

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