人はみなあくびをするが、その原因はあまり分かっていないそうだ。普遍的な認識では、あくびは酸欠、疲労、眠い時、気がゆるくなる時の反応である。
猫、犬、蛇、鳥、魚もあくびをすると言われており、子宮内の胎児は、11週にもなればあくびができる。また、ある研究によると、男性は女性よりもあくびの回数が多く、あくびをする時間も長いらしい。一般的に、一回あくびをする時間は約6秒間である。
あくびをするとき、周囲の人にうつる現象がよく見られるが、その理由は不明である。人間だけではなく、ペンギンやオオカミの群れにもあくびのうつる現象が見られる。
ギリシャでは、あくびをする時、必ず口を覆うべきで、そうしなければ、あくびをする時、魂が体から逃げ出してしまうという言い伝えがある。また、あくびは悪魔によるもので、口を開くと凶悪な鬼が口に入ってしまうので、必ず口を覆うべきであるという人もいる。赤ん坊があくびをする時、大人がその小さい口を覆うのも、もしかしたら同様の理由かもしれない。
(董婉如)
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