赤い桑の実と黒い桑の実 親孝行
蔡順(さいじゅん)は、漢代の汝南(現在の河南)の人で、幼いときに父をなくし、母に親孝行を尽くした。
時はちょうど王莽(おうもう)の乱のころで、天下は乱れ、また飢饉(ききん)が発生したため、米は高騰した。そこで、蔡順と母はやむなく桑の実を拾って飢えをしのいだ。
ある日、桑の実を拾っていたところ、赤眉軍の兵士に出くわし、「なぜ赤い実と黒い実を別々のかごに分けているのだ?」と聞かれた。蔡順は、「黒い実は熟れていて甘いので母に食べさせ、赤い実は硬いので自分が食べるのです」と答えた。その孝行ぶりに感動した赤眉軍の兵士は、帰って母に食べさせるようにと、彼に三斗の米と一頭の牛をやって、敬意を表した。
関連記事
便秘の原因は水分不足だけとは限りません。中医学で考える3つのタイプと、食事、ツボ押し、排便姿勢の工夫を紹介します
膝や太ももの痛みは、股関節の不調が原因かもしれません。見逃したくない5つのサインと、自宅でできる運動やケア方法を紹介します
4万人超のデータが示した「週末の寝坊」の意外な健康効果。適度な補眠が高血圧リスクを最大9%低下させる一方、4時間超はリスクが上昇。心臓専門家が語る、理想的な補眠時間とは
心臓病を防ぐには、胸の違和感や脚の腫れなどのサインに注意を。中医学の視点で、血流を支える養生を紹介します
「書く」だけで医者にかかる回数が減った。研究が示す、ジャーナリングの驚くべき効果。感情に名前をつける、距離を置く、物語にするなど、脳科学に基づく4つの実践法を今夜から試してみましょう