米予算教書、トランプ氏は非国防費の5%削減提案へ

[ワシントン 10日 ロイター] – トランプ米大統領は、11日発表予定の2020年度(19年10月─20年9月)予算教書で、非国防費を平均5%削減すること提案する。一方、退役軍人のヘルスケアや国境の治安強化に向けた予算は拡大することを議会に求める。

米行政管理予算局(OMB)は、1530GMT(日本時間12日午前0時30分)にウェブサイトに20年度予算教書を掲載する予定。20年度の予算協議でも、予算編成権を持つ議会とトランプ氏が対立するのは必至とみられる。

ロイターは10日、複数の政府当局者の話として、トランプ氏が11日に、メキシコとの国境の壁建設費用として20年度予算で86億ドルを議会に要請すると伝えた。[nL3N20Y02S]

ホワイトハウスと議会は、10月1日までに20年度予算で合意する必要がある。さもなければ再び政府機関が閉鎖する事態に追い込まれる。

OMBによると、トランプ氏は非国防費について、19年度予算で議会が設定した上限よりも平均5%引き下げたい考え。

一方、国境の壁建設や国境管理スタッフのための費用として、国土安全保障省の予算は5%増やすよう要請する。

退役軍人のヘルスケア関連費は昨年比約10%増やすことを提案。オピオイド依存対策予算の拡大も求める。

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