ペロシ米下院議長、トランプ氏の弾劾支持せず=報道

[ワシントン 11日 ロイター] – 米民主党のペロシ下院議長は、米国がどれほど分断されるかということを踏まえると、やむを得ない超党派の理由がない限りトランプ大統領を弾劾すべきではないとの見解を示した。11日付の米紙ワシントン・ポスト(WP)に掲載されたインタビューで語った。

ペロシ氏は、先週行われた同インタビューで「弾劾を支持しない。弾劾は米国にかなりのあつれきを招くことから、やむを得ない超党派の何かがない限り、進むべき道ではないと考える。弾劾は米国を分断する」とし、「トランプ氏はそれに値しない」と述べた。

米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査するモラー特別検察官は近く、バー司法長官に捜査報告書を提出する。モラー氏は、米大統領選でトランプ大統領陣営がロシアと共謀したかどうか、トランプ氏が違法な司法妨害を行ったかどうかについて捜査を進めてきた。

不正の証拠が示された場合、議会は大統領に対して行動を起こす可能性がある。

ペロシ氏は、トランプ氏の弾劾に動くのは過度な対立を招くとして消極姿勢を示したものの、トランプ氏は大統領にふさわしくないとの見解を示した。

「(トランプ氏が)米国の大統領に適しているとは思わない。倫理的にも知能的にも、好奇心の面でもふさわしくない」と指摘した。

*写真を付け、カテゴリーを追加します。

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