米民主党の若手オルーク氏、2020年大統領選に出馬へ=関係筋

[エルパソ/ワシントン 13日 ロイター] – 米民主党の若手、ベト・オルーク前下院議員が2020年大統領選への出馬を決めたことが、同氏の陣営に近い関係筋の話で明らかになった。

オルーク氏(46)は昨年11月の中間選挙でテキサス州選出のテッド・クルーズ共和党上院議員の対立候補となり、敗れたものの善戦したことから知名度が一気に上昇した。

関係筋によると、オルーク氏は東部夏時間14日午前7時半(日本時間午後8時半)にソーシャルメディア上のビデオ投稿で正式に立候補を発表する見通し。

同氏は発表後、20年2月に民主党の最初の予備選が開かれるアイオワ州を訪れる計画。

オルーク氏とトランプ大統領はメキシコと国境を接するテキサス州エルパソで2月の同じ日に開かれた別々の集会に登壇し、ともに大勢の聴衆を前に国境の壁建設を巡り全く異なる見解を示した。

トランプ氏はこの集会でオルーク氏について「素晴らしいファーストネームを持っているがそれ以外は何もない若者だ」と揶揄(やゆ)した。オルーク氏はトランプ大統領が移民について「誤った恐怖」をあおっていると主張した。

最初に同氏の出馬を報じたテキサス州のテレビ局KTSMによると、オルーク氏は同局宛てのテキストメッセージで自身の地元エルパソについて「ベストな状態にある米国の最も良い例だ」と称賛した。

次期大統領選に関するこれまでの世論調査でオルーク氏は一貫して、出馬を表明あるいは取り沙汰されてきた10数人の民主党候補のなかで支持率上位に食い込んできた。ただ、出馬するかどうかをまだ明らかにしていないバイデン前副大統領と前月に立候補を決めたバーニー・サンダース上院議員の支持率は下回っている。

*内容を追加しました。

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