ロシア軍死傷者120万人超 ウクライナ軍の倍以上

2026/01/30 更新: 2026/01/30

ロシア軍ゲラシモフ参謀総長は、今年1月にウクライナ国内の17集落を制圧し、500平方キロメートル以上の領土を掌握したと主張した。しかし、西側のシンクタンクは、ロシア軍の前進は莫大な犠牲を伴っていると指摘している。専門機関の推計によれば、露ウ戦争の開戦から約4年の間に、ロシア軍の死傷および行方不明者数は120万人を超えたという。

雪原の中で、毛に覆われた物体がゆっくりと移動する様子が確認された。一見するとペンギンのようにも見えるが、実際には、ウクライナ軍の無人機攻撃を避けるため、熱源を遮断するとされる「透明マント」をまとったロシア前線の兵士であった。しかし次の瞬間、ウクライナのドローンが熱感知システムで位置を特定し、その兵士は爆撃された。

ロシア軍ゲラシモフ参謀総長は、今年1月にウクライナの17の集落を制圧し、500平方キロメートル以上の領土を掌握したと主張した。しかし、外部はロシア軍の前進は莫大な犠牲を伴っていると指摘している。

米国の有力シンクタンク「戦略国際問題研究所」が発表した最新報告によれば、約4年に及ぶ露ウ戦争で、ロシア軍の死傷および行方不明者数は120万人を突破し、ウクライナ軍の50万〜60万人の約2倍に上っているという。このうち、ロシア兵の戦死者は32万5千人に達し、一方のウクライナ軍では10万〜14万人が命を落としたと推計されている。

報告書はまた、ウクライナでのロシア軍の人的損失が、第二次世界大戦以降、旧ソ連およびロシアが関与したすべての戦争の犠牲者数の合計の5倍に相当すると指摘しているNATOのストルテンベルグ事務総長も今月の世界経済フォーラムで、昨年12月、ロシア軍は1日平均千人が戦死していたと明らかにした。

報告書はさらに、現在の犠牲のペースが続けば、今春までにロシアとウクライナ両軍の死傷者総数が200万人に達する可能性があると予測している。

これに対し、ロシアは28日、報告書に反論し、ロシア国防省の情報を基準とすべきだと反論した。また同日、プーチン大統領のウシャコフ補佐官は、ロシアは首脳会談および和平交渉の準備ができているが、その条件として、ゼレンスキー氏がモスクワを訪問する必要があると述べた。

ウシャコフ氏は「もしゼレンスキー氏がそのような会談を行う準備があるなら、モスクワに来ることができる。彼の身の安全および必要な業務環境はすべて保証される」と述べた。

ロシア側が両国首脳のモスクワ会談を提案したのは初めてではない。しかし、ゼレンスキー氏はこれまでこの提案を拒否し、プーチン氏がキエフを訪れるべきだと応じている。

戦場では、ロシア軍が夜を徹してキエフ、オデーサ、ザポロジエなどウクライナの複数の主要都市に対し、ドローンとミサイルによる攻撃を実施した。空爆により夫婦1組が死亡したが、幸いにも4歳の娘は駆け付けた近隣住民によって救出された。

一方、人々は、前日に北東部で発生した旅客列車への攻撃から立ち直ろうとしている。この襲撃で5人が死亡した。ゼレンスキー氏は28日、情報機関の分析として、ロシアは新たな大規模空爆を準備していると警告した。

 

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