米中通商協議は順調、合意できるかは「明言したくない」=米大統領

[ワシントン 14日 ロイター] – トランプ米大統領は14日、中国との通商協議は順調に進捗しているとの認識を示した。ただ最終的な合意が得られるかについては明言したくないとした。

トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、「中国との協議は順調に進んでいる」とし、「われわれが得る必要があるものは手中にしており、比較的速く進んでいる」と述べた。

ただ「最終的にディール(取引)を行うかについては明言したくない。われわれにとり望ましいディールでなければ、ディールは行わない」とも述べた。

トランプ大統領と中国の習近平国家主席は、トランプ氏が米フロリダ州に保有する「マー・ア・ラゴ」リゾートで月内に会談すると見られていたが、具体的な日程は設定されていない。

こうしたなかブルームバーグは14日、複数の匿名の情報筋の話として、米中貿易問題を巡るトランプ大統領と習主席の会談の開催は早くて4月に可能性があると報じた。

この日はまた、CNBCが関係筋の話として、中国は習主席の公式訪問と通商合意を関連付けることを提案していると報じている。

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