米FAA、航空機の認証審査を内部で行えば18億ドルかかると指摘
[ワシントン 27日 ロイター] – 米連邦航空局(FAA)のエルウェル局長代行は27日に開かれた上院の委員会での公聴会で、航空機の安全性認証審査を外部委託せずに全て内部で行うことになった場合、18億ドルの費用が発生し、新たに1万人の職員が必要になるとの見方を示した。
米ボーイング<BA.N>の737MAX機が起こした2度の墜落事故を受け、公聴会では新型機の認証審査について厳しい質問が相次いだ。特に、2017年に737MAX機を認証する前に、同機に搭載された新型の自動失速防止装置に関して飛行マニュアルでの開示や新たな飛行訓練を義務付けなかった理由について追及を受けた。
FAAは航空機の認証手続きの大半をボーイングなどのメーカーに委託している。同じ公聴会で米運輸省のスコベル監察総監は、FAAは今年7月までに認証審査の委託先の監督を大幅改善することに合意したと述べた。
関連記事
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は16日、2035年からのガソリン車・ディーゼル車など内燃機関を搭載した新車の販売を原則禁止する計画を撤回する方針を正式に発表した。
米IT大手メタ社が、巨額の広告収入を背景に、中国から配信される詐欺広告への対応を長期間にわたり目をつぶってきた実態が、ロイター通信が入手した内部資料で明らかになった。
トランプ氏の停戦発表をタイが否定、国境戦闘が激化。タイ空軍F16がカンボジアのカジノ施設と特殊詐欺拠点を連日攻撃、軍事拠点化された高層ビルを破壊。犯罪温床の利権構造が衝突の背景
ロシアの中国人向けビザ免除開始後、中産階級旅行者がモスクワで次々トラブル。SIM通信24時間制限、白タク高額、ホテル・航空券爆値上げ、決済不能、地図誤作動。インフラ老朽化でコストパフォーマンス崩壊。SNSで苦情殺到
香港の競馬場で、男が身を投げ出した。隠蔽されたと指摘される大規模火災、明かされない犠牲者数。その沈黙に耐えきれず、国際レースの場で声を上げた。