米中通商協議は「建設的」=米財務長官

[北京 29日 ロイター] – ムニューシン米財務長官は29日、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とともに北京で建設的な通商協議を終了したとツイッターに投稿した。

ムニューシン長官は、ライトハイザー代表とともに、北京で米中の閣僚級通商協議に出席していた。

ムニューシン長官は「USTR代表と私は北京で建設的な通商協議を終えた」とし「来週ワシントンで重要な協議を継続するため中国の劉鶴副首相を迎えることを心待ちにしている」とツイートした。

同長官は先に、前日夜に「非常に生産的なワーキングディナー」があったと明らかにし、この日の協議を「楽しみにしている」と述べていた。ワーキングディナーに誰が参加したのかは明らかになっていない。

中国の李克強首相は28日、外資の銀行・証券・保険会社向けに市場アクセスを大幅に拡大すると表明。中国が近く海外金融機関の中国事業拡大を認める新規則を発表するのではないかとの観測が浮上している。

カドロー米国家経済会議(NEC)委員長はワシントンで記者団に、通商合意がまとまれば中国製品に対する一部の関税を撤回する可能性があるが、中国政府が合意を確実に履行するよう一部は維持すると述べた。「米国の切り札を失うわけにはいかない」とした。

中国の劉鶴副首相は29日午前9時(日本時間午前10時)前にムニューシン長官とライトハイザーUSTR代表を北京の釣魚台国賓館に迎え入れた。中国商務省は、協議は丸一日続けられるとの見通しを示していた。劉鶴副首相は協議を継続するために来週訪米することが決まっている。

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