IAEA、北朝鮮が核放棄合意なら数週間で査察団派遣可能

[国連 2日 ロイター] – 国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は2日、北朝鮮が米国の求める核開発プログラムの完全な放棄に合意した場合、数週間以内に査察団を北朝鮮へ派遣し、要請があれば非核化の検証と監視を担う用意があると述べた。

天野氏は国連安全保障理事会の会合で、IAEAこそがこうした任務を「公平、独立的、客観的な方法で」実行できる唯一の国際機関だと指摘。「理事会の承認が必要だが、われわれは北朝鮮に再び査察団を送ってほしいという要求に数週間のうちに応じられる」と説明した。

北朝鮮は2009年にIAEAの査察団を国外に退去させており、それ以降IAEAは北朝鮮に近づけず、現在は主として衛星画像を通じた監視を行っている。

天野氏は、IAEA査察団の派遣はいかなる合意の実行にも持続性を持たせる上で役立つとした上で「国連安保理決議が打ち出した北朝鮮の完全かつ検証可能、不可逆的な非核化に貢献するだろう」と付け加えた。

関連記事
5月14日、メリーランド州、ネブラスカ州、西バージニア州で民主党と共和党の初選が行われた。前大統領ドナルド・トランプ氏と現職大統領ジョー・バイデン氏は選挙戦でいくつかの警告信号に直面したが、全体的な状況は安定していた。5月14日予備選挙のハイライト
反ユダヤ主義に対抗することを目的とした法案が米国下院で可決され、憲法修正第一条の権利に影響を及ぼす可能性について党派を超えた議論が巻き起こっている。反ユダヤ主義啓発法として知られるこの法案は、5月1日、321対91の賛成多数で米下院を通過した。
5月14日、英国バーミンガムで行われた安全保障会議で、英国と米国は、中共によるサイバー攻撃とスパイ活動が世界の安全に重大な影響を及ぼしていると指摘した。
ノースカロライナ州マチュース。 ドナルド・トランプが大統領選で共和党の推定候補者となって以来、全米世論調査での彼のリードは強くなっている。大きなアドバンテージを持つノースカロライナ州の地元保守派は、草の根運動の欠点を懸念している。
ニュージャージー州ワイダーウッド、前大統領ドナルド・トランプは5月11日、ビーチでの珍しい演説に数万人のファンを集めた。民主党が優勢とされるこの州で、共和党候補がこれほど多くのファンを集めたのは歴史的な偉業だと言える。