ISなお脅威 指導者動画は遠隔地で撮影=イラク首相

[バグダッド 30日 ロイター] – イラクのアブドルマハディ首相は30日、過激派組織「イスラム国」(IS)が引き続き世界中で大きな脅威と指摘、指導者のバグダディ容疑者とみられる人物の動画は「遠隔地域」で撮影されたという見方を示した。

具体的な国名は言及しなかった。

アブドルマハディ氏は動画公開について、戦闘員の士気を高める狙いがあったと指摘、記者会見で「ISは単なる小規模組織でなく、広がりがある。戦闘員の自信回復やスリランカでみられたような行動を実行しようするだろう」と述べた。

ISは29日、バグダディ容疑者とみられる人物が写った動画を公開した。本人であれば5年ぶりに姿が確認されたことになる。[nL3N22B3TY]動画の信ぴょう性や録画日は独自に確認できなかった。

イラク政府の安全保障担当顧問は、バグダディ容疑者の潜伏先とみられる場所を17カ所から4カ所に絞り込んだと説明。同国アンバール県や、シリア・ホムスの砂漠地帯とした。

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