米ロ首脳、中国含む核軍縮協定の可能性や北朝鮮問題など協議

[ワシントン 3日 ロイター] – トランプ米大統領は3日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、米ロに加え中国が参加する新たな核軍縮協定の可能性や、北朝鮮の非核化に向けた取り組み、ベネズエラ情勢などについて1時間以上にわたり協議した。

トランプ大統領は、中国が米ロの核軍縮の枠組みへの参加に意欲を示しているとし、「近い将来、米ロでの枠組みを始め、いずれ中国が参加するだろう。核不拡散など包括的な協定について協議することになる」と述べた。

ホワイトハウスのサンダース報道官によると、両首脳は新たな核協定の締結、もしくは米ロ間の戦略的な核条約の延長などについて協議した。

2016年米大統領選へのロシア介入疑惑を巡るモラー特別検察官の捜査報告書も話題に上がった。

トランプ大統領は「プーチン大統領は『大山鳴動して、ねずみ1匹』というような発言をしていた。実際プーチン大統領は、共謀がないと分かっていた」と述べた。

サンダース報道官によると、北朝鮮問題については、トランプ大統領が複数回にわたり「ロシアが非核化に向けた圧力を強め、継続する必要性や重要性」について強調。ロシア政府も、両首脳が朝鮮半島の非核化を推進する必要性について強調したことを明らかにした。

ウクライナとベネズエラの情勢についても協議した。サンダース報道官によれば、ベネズエラ情勢を巡ってトランプ大統領は「米国はベネズエラ国民と共にある」と述べ、救援物質の国内搬入を望む考えを強調した。ロシア政府によると、プーチン大統領はトランプ大統領に対し、ベネズエラの内政に干渉すれば、政治的解決に向けた道は閉ざされるとの認識を伝えた。

*内容を追加して再送します。

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