仏「黄色いベスト」運動が26週目に、参加者減少の一方で衝突も

[ナント(フランス) 11日 ロイター] – フランスで11日、マクロン政権に抗議する「黄色いベスト運動」のデモが行われ、リオンとナントで警官がデモ参加者に催涙ガスを発射するなどの衝突が発生した。デモは26週間連続。

ナントでのデモはおおむね平和裏に行われたが、黒頭巾姿のデモ参加者が瓶を投げつけたり店舗のショーウィンドウを壊したりした。一方リオンでは、警官が中心部のベルクール広場からデモ隊を追い出そうとした際に催涙ガスを使用した。

ただ、6カ月前に始まったこの運動は勢いが弱まりつつあり、政府の統計ではピーク時の昨年11月に30万人を超えていた参加者は、ここ数週間には3万人を下回っている。11日の全土での参加者数も、顕著に少なくなっていた。

マクロン大統領は、運動への対応として「国民大討論」と名付けた対話集会を行い、先月、減税を公約するとともに、ときとして辛らつな表現を使ったことを謝罪した。

しかし、11日にナントで運動を行ったデモ参加者らは、大統領の提案は不十分で詳細を欠いていると反発。ある43歳の参加者は、「大討論は偽装工作だ。きょう、彼らはわれわれを催涙ガスで追い出している。だが、われわれは屈しない」と語った。

関連記事
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。